最近は、USB-Cが流行っています。
こんにちは、技術満足室の橋村です。
いつも、技術満足室らしからぬ一般家庭ネタが多いので少し技術的な話題を。。。
Mac党である私を含めスマートホンやタブレット/PCも最近はUSB-Cのコネクタ
の付いている機器が増えています。でも、実際使ってみるとみんな仕様が違っていて
かなり使い分けが難しい場合があります。
USB-Cはコネクタ形状の規格で通信の話は別途呼ばれる場合が多いです。
Macの通信規格ならThundertbolt3(40/20Gbps)、他の機種ならUSB3.2Gen1(5Gbps)やUSB3.0/2.0..という感じです。
ちなみにIntelが開発してきた(アップルじゃない)Thunderbolt3はUSB4として
USBの最新規格に採用されるそうです。また、光ファイバーにThunderbolt3を乗せて
長距離(60m)高速通信(40/20Gbps)もあるようです。
USB-Cの中には24本のピンがあります。通常のUSBのケーブルが4本しかないことを考えるとそれだけでも大容量データが流せそうです。今まで一般に使用されている規格では最高速度のHDMIケーブル(8K放送が有名:48Gbps)は19本です。Thunderbolt3に比べると使うときにいろんなデータが流せず自由度にかけますが。。。
USB-Cって電源の接続や充電にも使います。とはいえ、USB Power Deliveryと呼ばれる規格に沿って作られているものと作られていないものがあったりしますし、Power Deliveryにも5V/9V/12V/15V/20Vで給電できるものがあって充電性能がバラバラで混乱してしまいます。もちろん電圧が高い方が早く充電できるのですがそれぞれの電圧の高いものはコントローラも値段が高いのでそれぞれの機器がその性能に合わせた規格を採用したり、なんとなく似た仕様で(ゲーム機のSwitchなんか)作っている様です。
僕の持っているMac book(2017)/book Air(2018)は30Wの純正ACアダプタで15Vx2Aで充電される仕様です。だがしかし!60W越えの15インチのMac book pro用のACアダプタを使ってもあまり早く「まんたん充電」されたりしない。。。
モバイルバッテリーとして持ち歩いているPowerDelivery対応のダンボーくん(10050mAh)は、
Power Delivery18Wなので12V1.5AでMac bookを充電できる様です。Mac book用にはこのダンボーくんチャージ容量が丁度かなあ。。Mac Book12インチは本体側およそ5500mAh/Mac book Air13インチはおよそ7000mAhでダンボーくんは僕のMac book/book Air本体をおよそ2〜1回延長できる容量)なのですが、性能が高く容量の大きい20000mAh超えるモーバイルバッテリは持ち歩きに重くて不便なので出張で作業中でも充電できる様になっただけでもありがたいと使っています。
(Power DeliveryがないときUSB2.0を変換コネクタでUSB-C接続しても「充電していません」表示になり、それでもじっと我慢していれば少しはチャージされるのですが本体を使用しながらだと5V2Aチャージでは電力の消費量にチャージが追いつかない(;_:)寂しさでした。)
ちなみにiPad Pro 13インチのバッテリ容量は10000mAh越えのようです。パソコン越えのバッテリ容量!は昨今のタブレットスペックはすごいですね。
USB-Cはこの様に充電にも使用できるのですが、USB-Cの機器を縦につないでパソコンにつなぐ際は途中に入る機器のPower Deliveryのスペックが小さいとその制限に押さえ込まれてパソコン本体には充電がACアダプタのスペック通りできないことがあります。USB-Cはパソコンに装備されている口の数も少なめ(Mac Bookは1個)なのでUSB-ポートを拡張しDVDなどつなげますがUSBハブのPower Deliveryの仕様を確認して接続しないとACアダプタにつないで充電しながらパソコンを使っているのに途中のUSBハブのPowerDeliveryの低い仕様に邪魔され充電が追いつかずバッテリーがどんどんなくなってしまうという寂しい状況も発生します。
なんだかんだとパソコンは色々簡単になってきていますが、コンピュータ仕様は難しい部分が残っていますね。
最後に、まだストーブにずーっと張り付いて寛いでいる猫:ゆうきさんの写真です。
でも、お家の庭には春を告げる黄色や紫のクロッカスがポツリポツリと咲き始めています。
温暖化で春も早めの到来です。
では、、、、