コンピューターウィルスとマルウェアの違い | スタッフブログ

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コンピューターウィルスとマルウェアの違い

2024.07.12 未分類

こんにちは。技術満足室の近藤です。

今回は技術的な記事を書こうと思っていますが、
大抵の技術記事は検索すればたくさん出てきます。
そこで、少しでも私の持ち味を活かした記事にしたいなーと思い、書き出しております。

早速本題に入りますが、みなさんは
「コンピューターウィルス」についてどのような認識をお持ちでしょうか?

ウィルスに感染すると
・PCが重くなる
・乗っ取られる
・クレジットカードなどの情報を抜き取られる

などを思い浮かべる方が多と思います

この認識はあながち間違ってはいませんが、
正確には、「マルウェアに感染した」という方が適切かもしれません。

ではマルウェア(malware)」とは??というと

「悪意(malice)のあるソフトウェア」のことです。

「それってウィルスのことじゃないの???」思った方るでしょう
実際、ウィルスはマルウェアの一種です。

数式で表すと、
ウィルス⊂マルウェア
ということです。(懐かしの高校数学・・・)

マルウェアにはウィルスの他にも
・ランサムウェア(最近、大手企業が被害に遭ったニュースがありましたね)
・スパイウェア
・トロイの木馬

など、多岐に渡ります。

「コンピュータに感染して悪さするのなら全部ウィルスでいいじゃん!!」
と思う方もいるかもしれません。
では、なぜわざわざ呼称を分けているのでしょうか。その理由を解説します。

コンピューターウィルスの定義とは?

経済産業省による定義では

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

https://www.meti.go.jp/policy/netsecurity/CvirusCMG.htm

1) コンピュータウイルス(以下「ウイルス」とする。)

第三者のプログラムやデータべースに対して意図的に何らかの被害を及ぼすように作られたプログラムであり、 次の機能を一つ以上有するもの。

(1)自己伝染機能
自らの機能によって他のプログラムに自らをコピーし又はシステム機能を利用して自らを他のシステムにコピーすることにより、 他のシステムに伝染する機能
(2)潜伏機能
発病するための特定時刻、一定時間、処理回数等の条件を記憶させて、発病するまで症状を出さない機能
(3)発病機能
プログラム、データ等のファイルの破壊を行ったり、設計者の意図しない動作をする等の機能

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

とされているのですが、
この定義は、平成12年の最終改定であり、現在の一般的な区別とは若干の乖離があるように思えます。

現在、マルウェアの中でウィルスと呼ばれているものは
「自己増殖能・独立性が無いもの」とされることが多いです。

言い換えると、

「宿主となるプログラムに寄生しなければ増えたり悪さをすることができない」

ということです。

つまり、「生物学で言うところのウィルスの定義」により近いわけです。

ここで「生物学で言うところのウィルスの定義」について掘り下げてみましょう。
((もともと生物学専攻なのでこちらの方が馴染み深かったり。。。))

ウィルスは
・自己増殖能を持たない(宿主の細胞に寄生し、増殖させる)
・細胞膜を持たない
・核酸とそれを包むタンパク質からなる単純構造

簡単に言うと、上記の特徴を持つ「物質」です。
(※厳密な定義ではありませんのでご注意ください)

生物学で習う代表的なウイルスはこのTファージですよね。
((今もこれで習うのかは不明ですが・・・))

ウィルスが生物かどうかという話は学者間でも意見が分かれるところですが、
生物・非生物の中間のような性質を持っています。

一般的な感覚では、ウィルスは細菌と似たようなもので、
生物なんじゃないの??と思うかもしれませんが、
細菌は、必要な栄養を与えると勝手に増えるのに対し、
ウィルス宿主となる別の生物が必要です。

そう考えると、ウィルスを生物と呼べるのか疑問に思うかしれせん
また、ウィルスは細菌の50分の1程度の大きさしかありません。
こんなシンプルな構造物が何億倍も大きい人間を死に追いやることもあるのですから恐ろしいものです。

話が若干逸れましたが、感染してからの挙動や構造の違いから、マルウェアの中でも
ウィルスと呼ばれるものやそうでないものがあるということですね。

サイバーの世界でも「感染」して「増える」を主軸とすると、
現実世界の病原体と似たような構造になるというのは収斂進化に近いもの
を感じて面白いですね。

まぁ一般消費者目線では、基本的な対策方法は
セキュリティソフトを導入することなので、
あまり気にしなくても良い部分なのかもしれません。


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