インターネットサービス事業者が売上アップ!アップセル・クロスセルって何?
こんにちは、技術満足室です。
今回は、インターネットサービス事業を展開する企業にとって大切な「アップセル」と「クロスセル」について、プロバイダ事業者の視点でわかりやすくお話しします。
アップセルとクロスセルって何が違うの?
まず、この2つの言葉の意味からシンプルに説明します。
アップセルは、「今より良いものに替えませんか?」という提案です。例えば:
・普通の回線速度から高速回線に変更
・安い基本プランから、少し高いけど機能が充実したプランへ
要するに、「グレードアップ」のことです。
クロスセルは、「これと一緒にこれもどうですか?」という提案です。例えば:
・インターネット回線と一緒にセキュリティソフトも
・Wi-Fiルーターと一緒にサポートサービスも
・インターネットとセットで動画配信サービスも
つまり、「セット販売」のような形です。
インターネットサービスでの具体例
インターネットサービスにおけるアップセルやクロスセルについて、より理解を深めるために身近な例でご説明します。
<アップセルの例>
・速度アップの提案:「100Mbpsプランをご利用中ですが、複数の端末で同時に使うと遅く感じることがあります。1Gbpsプランなら家族全員が同時に使っても快適ですよ」
・サポート強化の提案:「基本サポートから24時間対応のプレミアムサポートにアップグレードすれば、夜間や週末のトラブルにも即対応できます」
・契約期間の延長:「2年契約にすれば月額料金が500円お得になりますよ」
<クロスセルの例>
・セキュリティ対策:「インターネットを安全に使うために、ウイルス対策ソフトはいかがですか?家族全員の端末を守れる家族パックがおすすめです」
・データ保管サービス>:「大切な写真や書類をクラウドに保存できるストレージサービスもセットにすれば、万が一の時も安心です」
・Wi-Fi機器:「お家の中どこでも快適にネットを使えるメッシュWi-Fiはいかがですか?」
成功のコツ
ISP事業参入を検討する際に押さえておきたいポイントをご紹介します。
1. 提案のタイミング
いつ提案するかで成功率が大きく変わります:
・新規契約時:「初期設定と一緒にセキュリティも設定しておきましょうか?」など、初期設定と一緒にセキュリティの設定をお勧めすることで、自然な流れでセキュリティサービスを提案し、その場で設定までサポートすることで、お客様の手間を省きつつ、安全なインターネット環境の構築を実現できます。
・利用開始から3ヶ月後:「インターネットの使い方に慣れてきたころ、より快適なプランのご提案です」など、お客様の実際の利用状況データを分析し、使用パターンに基づいたパーソナライズされた提案を行うことで、インターネット利用に慣れてきたタイミングでの快適さの向上を実現できます。
・通信量が増えたとき:「最近、動画視聴が増えているようですね。高速プランがおすすめです」など、通信量の急増を検知したら、その原因(動画視聴の増加、テレワークの開始など)を分析し、それに最適なプランやサービスを具体的な数値を示して提案することで、お客様のニーズに的確に応えることができます。
・契約更新の前:「更新の際、新しいサービスとのセット割引はいかがですか?」など、更新時期の1〜2ヶ月前から段階的にアプローチし、現在のサービスへの満足度を確認した上で、「更新特典」や「セット割引」などの特別感を出した提案をすることで、顧客維持率を高めることができます
2. お客様に合わせた提案
お客様によって、おすすめしたいサービスが異なります:
・家族向け:「お子様にも安心のフィルタリングサービス」
家族構成や子どもの年齢に応じて適切なフィルタリングレベルを提案し、成長に合わせた段階的な利用方法も併せて提案することで、お子様の安全なインターネット利用環境を構築できます。
・リモートワーク中の方:「オンライン会議も快適な高速・安定プラン」
アップロード速度や回線安定性など、リモートワークに重要な機能を強調し、オンライン会議の音声途切れや大容量ファイルのアップロード時間などの具体的な課題解決方法として提案することで、仕事の生産性向上を支援できます。
・年配の方:「困ったときにすぐ電話で解決!手厚いサポートプラン」
技術的な説明よりも「安心感」を重視し、電話での直接対応やリモートサポートなど具体的なサポート体制を分かりやすく説明し、定期的な「お困りごと診断」などの予防的サポートを提供することで、不安なく利用できる環境を実現できます。
3. メリットをわかりやすく
単に「これもどうですか?」ではなく、具体的な良さを伝えることが大切です:
「高速プランにすれば、映画のダウンロードが3分から30秒に短縮できます」
「セキュリティサービスがあれば、お子様が安全にインターネットを使えます」
4. お客様の利用状況を見る
お客様がどのようにサービスを利用しているかを分析し、お客様一人一人に合った提案をすることが重要です:
夜間の通信量が多い方には、動画視聴に最適な高速プランを提案
サポートへの問い合わせが多い方には、丁寧なガイド付きプランを提案
効果測定の方法
アップセルやクロスセルがうまくいっているかどうかは、こんな指標で確認可能です:
・追加サービスの契約率:基本サービスに対して、どれだけ追加サービスが選ばれているか
・お客様一人あたりの売上:提案前と後で、平均売上はどう変化したか
・継続率の変化:追加サービスを利用している方は、どれだけ長く契約を続けているか
業界では、効果的なアップセル・クロスセル戦略を実施することで、顧客単価の向上や顧客維持率の改善につながるとされています。
インターネットサービスと他の事業を組み合わせる可能性
インターネットサービス事業は、他の事業と組み合わせることで、さらに価値を高めることができます。当社が提供する「LinkSPEEDIA」は、様々な業種の企業がインターネットサービス事業を始める際に役立つサービスです。
例えば、こんな組み合わせが考えられます:
・不動産業:物件標準装備としてのインターネット環境提供による差別化
・小売店:会員特典としての専用インターネット接続プラン提供
・地域の企業:地域に根ざしたパーソナライズドインターネットサービス展開
・電気・ガス会社:光熱費とインターネット料金の一元管理によるコスト最適化
「LinkSPEEDIA」は、こうした異業種連携を簡単に実現するためのシステムとノウハウを提供しています。自社ブランドでインターネットサービスを提供することで、お客様との関係を深め、収益アップにつなげることができます。
まとめ
アップセルとクロスセルは、難しい言葉に聞こえるかもしれませんが、要は「今より良いものを提案する」「関連する便利なものも一緒に提案する」という考え方です。お客様にとって本当に価値のある提案をすることで、お客様も企業も幸せになれる関係を築くことができます。
特に異業種からインターネットサービス事業に挑戦する場合は、既存の事業との相乗効果を考えたプランづくりが大切です。「LinkSPEEDIA」は、そうした挑戦をサポートするパートナーとして、システムから運用ノウハウまでトータルに支援します。
※本記事は当社のマーケティング部門が作成しています。具体的な効果は企業やサービスによって異なる場合があります。