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Y氏の空中散歩そして覚悟-2

2017.06.19 未分類

こんにちは、法人満足室の義夫です。

今日は後編、2回目の覚悟のお話です。

それはいつも飛んでいる尾上岳から

他のエリアに遠征した時に起こりました。

フライトも回数を重ね、自信がついて来た頃でした。

愛機、キュムラスと。(う~んまだ若い・・・)

飛べるかどうかギリギリの強い風の日でしたが、

行けると判断し、出ました。初めてのエリアで、

コンディションも悪く、慎重であるべきなのに、

危険な状況に身を置く「覚悟」が軽くなって

しまっていたのでしょう。

ところが想定以上に強い向い風で、機体が前に進みません。

向かい風の風速で、地面に対する速度が相殺されて

しまうのです。

コントロールバーを目一杯引き、対気速度を上げて

じりじりと着陸場所を目指していたその時、

突風に煽られ、物凄い力で右翼が持ち上げられました。

グラッと機体が傾きます!!!

下が偶然撮影されていたその時の写真です。

写真が小さいため分り辛いですがフットバーから足が外れて

ばらけてしまい、コントロールの効果は半減です。右手は

通常持たないコントロールバーの上の方に手をかけ、なんとか

右側の翼を下げよう、水平に抑え込もうとしているのですが、

もう手遅れです。この後、急旋回に入ってしまいます。

◆ヤバい!

目の前を物凄い勢いで地面が流れていきます。

体勢を立て直すには全く高度が足りず、

パラシュートを投げようにも機体を抑え込む為に

手が離せません。

一言、お手上げ、万事休す、打つ手なし・・・

覚悟しました、もう最悪の結果は避けられないと・・・

どんどん高度を失い、地面が近づく中で、このスピードで

地面にぶつかって、骨折で済むかな!?などと

考えていました・・・

だが、しかし、万策尽きても、運はまだ尽きていませんでした!!!

キリモミ旋回を続ける中、地面すれすれでちょうど

今日自分を苦しめた強い風を正面から受ける形に

なったのです!

強い向かい風を受け、地面に対する速度は急激に

減ります。急ブレーキです。

そして更に幸運が!

ノーコン状態で落下しつつある行先は、水を張って田植えを

終わったばかりのやわらかい田んぼでした。

「ヤベ、これ田んぼ荒らしちゃう・・・」とは思いましたが

どだい、ノーコン状態なのですから、どうしようもありません。

緑の稲が視界一杯に広がって、キラキラ光る水面へ

そのままヘッドスライディングです。

ベシャーーーーーーーーーー

頭からかぶった日射しに暖められた生暖かい田んぼの水が

生きている実感に繋がりました。助かった!

◆泥だらけのハーネスを脱いでいます。この後、田んぼの持ち主に

 謝りに行ったら、逆にお風呂と下着をいただきました(^^; 

このトラブルの後、何回かは飛びましたが、自然と離れて

しまいました。怖くなってしまったというのが本音です。

ただ、これまでの人生の中で、この覚悟の経験は生きています。

ちょっと困ったなぁ~と思っても「あれにくらべれば、こんな

ことは大したことでは無い!」と。