色の効果
こんにちは、技術満足室の西村です。
学生の時、同じ研究室の同級生がポスターや看板の配色について研究しており、進捗を報告する会で興味深い内容を発表していたので、それを紹介したいと思います。
お店や企業のポスターや看板、ロゴ、Webページは広告活動をする上で戦略的なデザインに仕上げると思います。
文字の大きさや書体、図形などを使い競争相手より映えるデザインに仕上げると思いますが、始めに気にする箇所は”色”ではないでしょうか。
好きな色やその日選んだ服装、選んだ食べ物など、それを選んだ理由を改めて考えてみると色で選んでいることが多いとは思わないでしょうか。
調べてみると、色は私たちが思っている以上に影響を受けている、ということが書かれてあります。
以下のサイトを参考に具体的に見ていきたいと思います。
【成果を上げる色の選び方】色彩心理学から学ぶ サイトカラーの「正解」
「赤」は「活力・情熱・興奮」といった強いエネルギーをイメージする色とされています。なので、バーゲンの広告などでよく見る色ではないでしょうか。
ユニクロや楽天市場の公式ホームページをみると良く赤が使われているかと思います。
「橙」は暖色のなかでは上位の人気があり、また食欲を促す色とされています。
そのため、食品系の広告でよく使われています。
クックパッドやバーガーキングの公式ホームページには橙色が良く使われています。
「黄」は色の中でも明るい色です。なので期待や希望を持たせる際によく使われる色とされています。また、集中力をあげる効果もあるそうです。
明光義塾のロゴも黄色をメインとしたデザインですよね。
「緑」は暖色と寒色の中間の色で、刺激が少なくバランスの取れた色です。そのため、落ち着きの効果があるとされています。「赤」とは正反対の色です。
スーモの公式ホームページが緑色を主に使っています。余談ですが、スーモのブランド名の由来は「便利で独自性があり、最高にぴったりの住まい探しができるサービス」という意味が込められているそうです。親しみやすさを推すため緑色がふんだんに使われているのだと思います。
私が勤めるスピーディアのロゴも緑色ですね。
「青」は強い寒色で、感情、心を落ち着かせる色とされています。そのため、クールな印象を与えると思います。
NTTやTwitter、FacebookなどIT系の企業によく使われているのがわかると思います。
「紫」は赤と青を足した色で、ミステリーな印象を与える色とされています。また、優雅な印象をうける色ではないでしょうか。
下鴨神社 糺の森の光の祭の公式ホームページでは背景に紫色メインの装飾の風景が映っておりミステリアスな雰囲気を出しています。
「白」は他の色が混ざっていない色で、清潔感を与える色です。病院が白をメインにした建物であるのもそこから影響しているのだと思います。
無印良品の公式ホームページが白をメインにしたデザインです。これはシンプルで安く良い品を開発していく、というコンセプトを表現しているのだと思います。
色んな例を出しながら見ていきました。うまく色を使えば一目でどんなものなのかを伝えることができますよね。なにかを発信するとき、色を使えればより簡単に物事を伝えることができるかもしれません。