海外留学記2  | スタッフブログ

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海外留学記2 

2017.09.01 未分類

いつもスタッフブログをご覧いただき、
ありがとうございます!

S-style9月号(せんだいタウン情報誌)の表紙になっております、
浴衣美人・石井です。

中身にもどーんと写真掲載いただいているので、
仙台市民の方、ぜひご覧になって(あわよくばお買い上げ)くださいね!

さて、前回に引き続き、大学時代の留学のお話です!

最初に言いますが、
この留学記パート2、だいぶ長くなります。

今回は、オーストラリアのケアンズへの留学!

前回(ケアンズの1年前)に留学したバンクーバーは、
海外渡航も、もちろん留学もはじめてでした。

が、ケアンズは………………

留学は2度目だけど、初・ひとり海外!

なかなか周りにケアンズに行ったことのある人はいないし、
治安などについてもネットで調べることしかできず、とても不安でした。

その不安を煽るかのように、
無事にケアンズに着陸したかと思いきや、
知らず知らずのうちにトラブルに巻き込まれていました。

まだそれには気づかず、入国審査を終え、空港のお出迎え口?に降り立ち、
「うちに届いたお知らせには、ホームステイ先は母子家庭って書いてたけどな………」
と、疑問に思いつつも、きてくれたホストファザーの運転でホームステイ先へ!

車にカナダの国旗シールが貼ってあったので、
話を聞くと、なんと同じ時期にバンクーバーにいたらしい!

意気投合し、早朝ではあるものの、車で寄り道をしながら、
「ここはアボリジニがいっぱいいるから危ないよ」
「ここは地元ですごく人気のお店だよ」などと
教えてもらいながら、楽しくドライブをしました!

しかし………….

ホストファザー「アイラ~~~~~イク、フォゥモ!!」

私「はん?!フォゥモ??!!
もっかい言ってえええええええええええええ」

ホストファザー「アイ!ライク!フォーーーーーーーーーゥモ!」

私(I don’t knowのポーズ)

車の中で何度も聞き返し、しまいには、
わからなすぎて日本語で返してしまうほど、聞き取れない。

結局、「フォゥモ」は「フルムーン」のことだとわかりましたが、
その他の単語も聞き取るのがやっとで、噂通り、
オーストラリアは訛りがすごいのか………..

と思ったら、訛りがすごいのはこのホストファザーくらいで、
その噂はそうでもないな!と最終的には思いました!!

そのフルムーン事件の後、車の中で
「うちの動物たちと仲良くできるかな?」と聞かれ………..

私「えっっ………..動物いるの?!
私、動物アレルギーだけど!!死んじゃうけど!!
無理だけど!!!!予定では動物のいない家だったんだけども?!」

ホストファザー「………..??」

私「本当に、動物いるの?うそでしょ??」

ホストファザー「本当です。」

私「いやほんと無理だから……….
あ?!もしかして、NUIGURUMIのこと?!」

ホストファザー「アイキャントアンダースタンドジャパニーズ。hahahaha」

おうちにつくと、玄関に入る前からして、
まるで動物園状態…………….

夫婦で暮らしているらしい。

いや、待って、おかしい。

やっとここで異変に気付く。

うちに届いたホストファミリー情報には、
ホームステイ先は母子家庭で、事前に動物アレルギーも伝えてあったから、
ペットはなしの家庭って書いてあったのに…………….

それに住所を調べたら学校からとっても遠かったはずなのに、
連れていかれたおうちは、
帰り道に学校を紹介してくれてから車で2分くらいで着いたし。

でも、ホストファザーもマザーも、
私の年齢や、日本で住んでいるところを知っているから、
拉致とか誘拐のような事件に巻き込まれているわけではなさそう…………..?

早朝に着いたのですが、ホストファミリーからの
お出かけの誘いも断り、その日は1日中、
部屋にこもって泣いていました。

動物いるから部屋から出られないし…………..

私はこのままでは死んでしまう…………….(大げさ)

ご飯やシャワー、ホストファミリーとTVを見たり談笑する時などは、
動物をみんなゲージに入れてもらったのですが、
それも申し訳なくて…………..

次の日から、いよいよ登校。

登校初日、緊張よりも「帰りたい」という気持ちが大きかったですが、
日本にいる家族、友人からの後押しにより、
初日の授業が終わり、1度ホームステイ先に帰宅するも、
また登校し、学校の先生にホームステイ先のことを相談。

「トラブルに巻き込まれても英語で対応できるようになりたい」と、
あえて日本人の先生がいない学校を選んだのにも関わらず、
うまく今の状況を伝えられず、ここでも挫けそうになる。

でも気力を振り絞って伝えたら、
異変が起きている理由がわかりました。

本来行く予定だったホストファミリーも空港に迎えに来ていたが、
今回私が行ったホストファミリーは、
学校側の間違いで私を迎え入れてほしいと伝えてしまった家族だとのこと。

つまり私が空港に着いた時には、私を待っているホストファミリーが2組いて、
私は出口の目の前にかまえていた、間違いのホストファミリーを
偶然最初に見つけてしまったため、
そんなトラブルが裏で起きているとは思いもしない私は、
疑いを持ちつつもそのまま連れていかれたのです。

それを気づかない学校もどうなんだよ!!!!
なんでやねん!!!!!!!!

と思ったら悲しくなってそこでも号泣してしまいました。

ケアンズの海水は私の涙なのではないかというほど、
最初の3日間ほどは泣いていました。

そして本来行く予定だったホストファミリーは、空港で、
いくら待っても私が現れず(見つける前に別のホストファミリーに会ってしまったため)、
後から聞くと、私が来なくて泣きながら心配したそう。

のちに知り合った友人は、空港に到着し、ホストファミリーを探していると、

私の本来行く予定だったファミリーのホストマザーがかなり心配した様子で、

「うちに来る予定の子がこないの」と話しかけてきたと教えてくれました…………….

学校の先生に、
「今からでもホストファミリー変えられるけど、どうする?
本来行く予定だったところにいけるかは微妙だけど」

と言われ、意地っ張りで何故か「大丈夫です。平気です。」
とは言ったものの、やっぱり、動物が怖くてつらい………….

でも、今のホストファミリー、とっっっっても良い人だし、

一緒にキュランダ行く約束もしてたけど………………

悩みに悩んでいたおかげで、初日のプレイスメントテストと面接がボロボロでしたが、
結局翌日、「やっぱり動物がいるのは無理です」と伝えたら、
その日の夕方に、「本来行く予定だったおうちにいけるよ」と
先生に伝えられ、とっっっっても泣きました。

それを見守っていてくれた、現地でできた友人たちにも、
この期間は本当に本当に感謝しかありません。

そして無事、そのさらに翌日に、
本来行く予定だったホームステイ先に行くことが出来ました。

ホストマザーが学校まで迎えに来てくれた時は、
とってもとっても嬉しくて、とっても感動しました。

その日のうちにショッピングに行って、
そこで会ったホストマザーの知り合いを交えてお話したり、
夜中には、オーストラリア版の「あいのり(でしたっけ?)」
のような、近頃でいうと「テラスハウス(でしたっけ?)」のような番組を
一緒に見て盛り上がるほど、ホストマザーとは仲良くなれました。

そしてホストブラザーは、当時高校生(たしか3つ下だったので、
今は大学生しているかな!)で、
学校でモテモテのイケメン(彼女いっぱいいるって言ってた)で、
かっこいいし身長高いしすごく優しいしおもしろいし日本大好きだし、
私のセルカ棒みて爆笑するし、
謎に部屋も一緒だったので照れました。ふふ。

本当に動物がだめなので仕方ないですが、
前のホストファミリーと離れてしまったのは
悲しかったけど、こんな感じのおうちに引っ越せたので、
とっても安心しました。

とはいえ、その後もいろいろありましたが…………….
むしろその後からの方が色々ありましたが…………..

何より、英語力は確実に伸びたと思います………………

ちなみに、動物がいた方のホストファミリーとは、
急なお別れをしたものの、今でも時々やりとりをしていて、
なんと日本に来てくれるようなのでまた会えるかもしれません!

ホストファミリーを間違われてしまったのも、

何かの縁だと思っています。

バンクーバーの時も、現地の人が助けてくれなかったら
危なかったこととか色々あったけれど、
ケアンズの方が過酷さは偉大でした。

精神的に最も過酷だったのは、
仲良くなったはずの、いや、だからこそ?の、
ホストマザーと私の親子喧嘩(?)ですね。

翌日には私のことをわかってくれたのか、
仲直り??できましたが、本当に怖かった!!!!

ホストブラザーがいなければ、
確実に家出してました、あれは!!!!

あとは、2回も命を落としそうになりました!
命を落とすまではいかないものの、危機には何度も遭遇しました。

危なかった。

けど、ケアンズでも、
素敵なつながりがたくさんできました!!

先日は、仙台に遊びに来てくれた、
ケアンズでできた千葉県在住の友人と、
仙台市科学館などにいってきました!

日本に帰国してから何度も会っている友人のひとりで、
ケアンズの学校で出会ったときは既に彼は社会人だったので、
私もこういう社会人になりたい、と思っていました!

全然あんな風になれていません、今の私!

あともう1人、神奈川県に住んでいる1歳下の友人は、
世界一周に行くために今とても頑張っています!

すごく頑張り屋さんで、

生き方がかっこよくて、その友人のこともすっっっっごく見習っています。

そして、海外留学記恒例の、写真は…………….
ケアンズから船で行った、
世界自然遺産・グレートバリアリーフの、グリーンアイランドにて!

(風に吹かれてすごい顔になっているので隠します)

グリーンアイランドでは、
水が苦手なのにシュノーケリングさせられたり、
様々な恐怖に見舞われましたが、とても素敵な時間を過ごせました。

グリーンアイランドでお話して、一緒に写真を撮った
現地のスタッフさんが、この間日本のテレビに映っててびっくりしました!!

p.s. ケアンズでは、動物が苦手なのに、コアラもだっこしたなぁ…………..
恐怖のあまり、コアラではなく、謎に石井が暴れたことによって、
コアラに腕をひっかかれた跡があるし、
そのせいで石井の顔が人生最大におびえているので載せられないなぁ…………..
オーストラリアでも、あのようにコアラと写真を撮ることが出来るのは、
クイーンズランド州だけみたいですよ!